MPGからUK MPGへ:1台の車に2つの燃費が出る理由
この換算でわかること
米国のマイル毎ガロンを、英国の買い手が同じ車に対して目にする英ガロン基準の数値に換算します。車そのものは何も変わりません。エンジンも消費量も走行距離も同じで、違うのは燃料を測るガロンの大きさだけです。
1.20という比率の出どころ
英ガロンは4.54609リットル、米ガロンは3.785411784リットルで、比率はちょうど1.200950です。英ガロンのほうが大きいので、燃料1「ガロン」で車は約20%遠くまで走り、英ガロン表示のMPGは約20%高い数値になります。比率は一定で、20MPGの車でも60MPGの車でも、英国の数値は常に米国の1.20倍です。
MPG(米国)→ MPG(英国)換算表
同じ車を2つのガロンで表したものです。米国の数値に1.20を掛ければ英国の数値になり、英国の数値を1.20で割れば元に戻ります。
| マイル毎ガロン(米国) | マイル毎ガロン(英国) |
|---|---|
| 10 mpg | 12.0095 mpg(英国) |
| 15 mpg | 18.0142 mpg(英国) |
| 20 mpg | 24.0190 mpg(英国) |
| 25 mpg | 30.0237 mpg(英国) |
| 30 mpg | 36.0285 mpg(英国) |
| 35 mpg | 42.0332 mpg(英国) |
| 40 mpg | 48.0380 mpg(英国) |
| 45 mpg | 54.0427 mpg(英国) |
| 50 mpg | 60.0475 mpg(英国) |
| 60 mpg | 72.0570 mpg(英国) |
比較がここでつまずく理由
英国のレビューが「50mpg」と絶賛し、米国のレビューが同じモデルを「41mpg」と書くのは矛盾に見えますし、実際によく矛盾として報じられます。どちらも正しいのです。実務上の失敗は深刻で、英国の数値を米国の定数で換算すると消費量を20%過小評価し、米国の数値を英ガロンとみなして燃料予算を立てると航続距離を同じだけ過大に見積もることになります。
どちらの数値を示すか
読み手が使うガロンで示し、それがどちらかを明記してください。混在する場では「45 mpg」ではなく「45 mpg(英国)」と書くだけで、無用な論争を丸ごと避けられます。メーカーが国名を付けずに1つの数値だけを示している場合は、その資料が公表された市場のガロンだと解釈してください。
よくある質問
英ガロンは米ガロンよりどれくらい大きいですか?
約20%です。英ガロンは正確に4.54609リットル、米ガロンは正確に3.785411784リットルで、比率は1.200950になります。同じ車の英国と米国のMPGの違いは、この1つの数値に集約されます。
英国が今も燃費に英ガロンを使うのはなぜですか?
英国は燃料をリットルで売り、距離をマイルで走り、他の多くの単位をメートル法に移した後も燃費表示には英ガロンのMPGを残しました。現在、燃費をマイル毎ガロンで示す数少ない国の1つであり、英国の自動車情報ではこの区別が重要になります。
ディーゼル車やハイブリッド車でも比率は変わりますか?
変わりません。比率は2つのガロンの定義だけから決まるので、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、プラグインハイブリッドのいずれでも正確に同じ1.200950です。変えているのは分母のガロンの大きさだけです。
英国と米国で車の燃費が違って表示されます。故障ですか?
故障ではありません。2つの数値の差が約20%なら、同じ測定を別のガロンで表しただけです。差がそれ以外の大きさなら試験サイクルの違いも加わっています。英国のWLTPと米国のEPAサイクルは、換算後も同じ結果になることはまれです。
このサイトで逆方向にも換算できますか?
できます。MPG(英国)からMPG(米国)への換算ツールが1.20で割る逆の計算を行います。2つのページを合わせれば、当サイトの4つの燃料単位すべてを相互に行き来できます。